畑を手に入れたら最初にすること

農業をする上で土壌分析や施肥設計は大事だが、それよりも重要な調査がある。

土地の測量だ。これをやらないとせっかく土壌分析したり、施肥設計しても畑の面積がわからなければ肥料をどれくらいやったらいいかわからないし、わからないならまだしも間違って把握していれば大変なことになる。

公図やら地主の話と実際の面積はえらく違うことがある。

平地の四角い田んぼなら大した違いはなくとも、畦や斜面の多い山間部の畑だと公図面積と実際の耕作できる面積はひどいと3割以上変わってくる。

じっさい、私が借りている田んぼでは実面積が6割という田んぼはざらで、公図では4反なのだが測ると3反くらいしかなく、残りの1反は一生懸命草を刈らなければならない急斜面の畦だったりする。

それを4反だと思って実質3反の畑に肥料をまけば3割り増しの濃度の肥料をまくことになるし、肥料だけでなくマルチなどの資材量や苗数、そして最終的には収量等の計算も合わなくなってくる。また、面積だけでなく、畑のどの辺がどの長さなどを把握しておくと日常の作業であとどれくらい苗が植わるのか、どれくらい資材がいるのか、どれくらい時間がかかるのかすぐに把握でき無駄がなくなってくる。測量はすべての計画と作業と結果にかかわってくる大切な作業だ。

今日は今年から新しく借りた約1町歩の畑を測量した。

広い畑で畦などほとんどないのだが、あさひや農場のように少量多品目栽培の農家だと小分けしないと使い勝手が悪い。形も四角ではないので、畑のどっからどこら辺がどれくらいの長さなのか、面積かもわからない。測量しないことには何の計画も立てられないのである。

杭を30本ほど作って、写真のように畑に何本もの仮想の線を引いてみた。

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夫婦二人で広い畑を行ったりきたりしながら杭を打って、それぞれの長さを測っていく。

畑の長い辺を10mごとに区切り、それぞれの短い辺の長さを測って、距離、面積、形状を割り出していくのだ。

家に帰り図面に落とす。

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畑はべろのような形をしている。

幅10mで長さが78m〜41mまでの区画が13個できた。

それぞれの区画は台形の面積の計算(左の辺+右の辺)×10m÷2でだす。

13個の区画は太い部分の700平米前後を中心に、べろの先端の150平米までとそれぞれの面積が出る。

合計すると8反4畝。一部測っていないところがあるので、おそらく9反くらいが実際の耕作面積で、約1反が畦と入り口などの面積になる。借地面積の9割が使えるのだからあさひや農場の畑では最高にお得な畑ということになる。

測量のときの杭は赤ペンキを塗って、そのままなので、トラクターをまっすぐ走らせる目印になるし、それぞれの区画が明確に分かれているので1町歩のどこからでも効率よく作付けができる。

そして最初に植えられるのはジャガイモであり、それらはすでに芽出しをして植えられるのを待ちわびている。

あさひや農場のノートに姿を落とされたことで、この農地の形はあさひや農場の把握の中に治められた。

今後この畑はあさひや農場の主力としてさらにその実力を見出されていくことであろう。

 

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